携帯メールが入った。「バイク、職場の方に持っていくから。」えっ!! そんなぁ。いきなり家まで乗って帰る自信ないぞぉ!!
メールの送り主は俺をテレマークスキーの世界に引きずり込んだ人達の中の一人。と言うより、バックカントリーに引きずり出した張本人。それまでもゲレンデで細々とテレの練習はしてはいたのだが、はじめて山に連れて行ってもらったのが彼だった。そのシーズンの内に御嶽山にも、立山にも連れて行ってもらうことになった。10歳以上年の離れた先輩。それから数シーズンは雪の季節になると毎週のように一緒にゲレンデや、近場の山に行っていたのだが、彼の仕事の部署が変わって休みが合わなくなってからは、年に数回しか会うことがなくなっていた。ちょうどそのころ二輪の免許を取って、セローで良く林道を走りに行っていると言う話は聞いていた。
このエントリー(『千里浜なぎさドライブウェイ』)にも書いているのだが、昔、俺もバイク乗りだった。十数年も前のことになる。でもそれだけ経っても、あの“風を感じながら走る”感覚が忘れられずに、いつかまたバイクに乗りたいとは思っていた。5年ほど前にも、流行り始めのビッグスクーターの購入を本気で考えてカタログ集めもしたのだが、その時はもう一つ踏ん切りが付かずにそのままになっていた。
さて、この間から度々話題に上らせている携帯電話。機種変更したのに伴い念願のアドレス変更もした。そのお知らせメールを彼にもしたのだが、その時に「セローの調子どうですか?」と付け加えたのがそもそもの発端。彼は排気量が250ccになった新しいセローを買いたいということで、お古のセローの買い手を探しているとのことだった。それならばと言うことで、俺がそれを引き取ることにした。いつも優柔不断な俺が割とあっさり買うことを決めてしまったのは、心の底にバイクに乗りたいという気持ちが強くあったからなんだろうか。
メールはその引き渡しについてのものだった。
バイクを引き取ることが決まって以来、また乗れるんだというワクワクする感覚が高まってきてはいたのだが、同時に10年以上もブランクがあって本当にちゃんと乗れるんだろうかという不安も湧き上がってきていた。職場から家の15kmですら運転出来るか不安だったのだ。だから、俺が家にいる夏の休暇の内のある日に、先方にお願いして自宅まで持って来てもらうことにした。
バイクを持ってきてもらった当日、バイク用品屋に着いてきてもらって、乗るのに必要なものを購入することにした。とりあえずはヘルメットとグラブ。
ヘルメットはちょうどセールで安くなっていたアライのTXモタードにした。手にとって、実際にかぶってみて10年間のブランクの間にヘルメットも随分進化したんだなあと言うのを実感した。フルフェースのバイザー付きメットなのにシールドが付いてる。アゴ紐に端の固定用スナップや緩めるためのタブが付いてたり。内装パッドはもちろん取り外し可能。ベンチレーションのダクトなんて一体いくつ付いてるんだ? 一番驚いたのはそのフィット感と軽さ。うーん、やっぱり十年一昔なんだな。ヘルメットですら…
十数年前は普通にキーを抜いておけば盗難になんか滅多に遭わなかったのに、今やU字錠は必携とのこと。あ〜、いやだ、いやだ。と言いつつも仕方ないのでこれも購入。
こうしてセロー225WE 2003年型(ブラック)は俺のものとなった。
さて、この新しい相棒は俺を一体どんな世界にいざなってくれるんだろう。
今回セローを買うにあたり「興味本位」のMATSUさんにメールで質問させてもらいました。ありがとうございました。また、グワンチェさんの「グワンチェ@ココログ:バイクは楽し」も参考にさせていただきました。
そう言えば今年は、ヤマハ発動機創立50周年で、セロー発売20周年にも当たるそうだ。
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